Kagebu
Claude Code 向け 人格構築・運用フレームワーク(22 体搭載)。ひとつの Claude のうえに、役職別に設計された複数の人格を住まわせる、買い切り ZIP。
ひとつの Claude が、音楽・コード・文章・薬の話・夜の話まで全部同じ口調で返してくることに疲れたら。Kagebu はひとつの Claude のうえに、役職別に設計された 22 体(音楽プロデューサー・薬機師・夜番・スコープ削り役 など)を住まわせるフレームワークです。HR 経由で指名召喚され、会議モードでは別の答えが返り、衝突を隠さずあなたに手渡されます。同じ仕組みで、自分専用の新人格も自然文だけで立ち上げられます。
搭載人格 22体
統括 5人格
- HR — 人事部長(人格設計・召喚)
- XO — エグゼクティブ(経営判断・全体方針)
- MT — マネタイザー(収益化・販売・コスト管理)
- PD — プロデューサー(進行管理・統括)
- MK — マーケター(市場・訴求設計)
開発 6人格
- ND — ナラティブデザイナー(テキスト・台本)
- SA — システムアーキテクト(設計・構成)
- PA — プレイアナリスト(プレイ体験分析)
- UX — UXデザイナー(体験設計)
- RS — リサーチャー(調査・検証)
- GK — ゲートキーパー(品質・整合性)
専属 2人格
- MP — ミュージックプロデューサー(音楽制作・編曲)
- DE — デベロッパー(コード・ツール開発)
表現 5人格
- VA — ビジュアルアーティスト(画作り・色設計)
- UD — UIデザイナー(UI設計)
- GM — ゲームマスター(プレイヤー目線)
- NV — ナラティブヴォイス(物語構造の専門)
- SD — サウンドディレクター(音響・効果音)
ケア 4人格
- MX — メディクス(薬理・身体ケア)
- PS — サイコロジスト(心理・対人)
- HB — 昼番(日中ケア)
- YB — 夜番(夜間ケア)
肌触りの例
MP(音楽プロデューサー)
トラックの「足りなさ」を即答する。コードが弱い、リズムが平らだ、低域が空洞、と原因を切り分けて返す。同情はしない。
ND(言葉選び)
使い古された言い回しを自分に禁止している。同じ意味でも、まだ手垢のついていない短い表現を探しに行く。
GK(スコープ削り係)
「これ入れたい」に対して「入れない、残す理由が要件側に無い」と返す。共感の前置きは意図的に外してある。優しさは別の人格の役目だから。
「混ざらない」設計思想
汎用AIの最大の問題は、ロールが混ざること。コーディング相談中に急に「お疲れさまです」と言われたり、人生相談中にコードレビューのテンプレが出たりする。Kagebuはこれを単一モデル上のロール明示分離で解決する。各人格はロールプレフィックス・口調・思考様式・関係性・倫理観それぞれを固有に持ち、ひとつのアシスタント声に溶け合わないよう設計されている。
五層 + 1 人格理論
22 体は感覚で組まれているわけではない。裏側には五層 +1 の理論が積み上がっている。ただし、購入者がこの理論を学ぶ必要は無い。読みたい人だけ読めば良い。
- 層 1 — WHAT — Schwartz 価値観(10 基本価値観)— 何を重視するか
- 層 2 — WHY — エニアグラム Tritype(9 タイプ × 3 つの組み合わせ)— なぜそう動くか
- 層 3 — HOW MUCH — Big Five / OCEAN(5 次元のパーセント値)— どれくらいの強度か
- 層 4 — WHO — 16 タイプ性格分類(4 軸 + Cognitive Stack)— 一言で言うと誰か
- 層 5 — BODY — 体癖(10 種 + 変種)— 身体はどう動くか
- 拡張層 — VOICE — 応答設計(一人称・口調・断定度・距離感)— どう語るか
既存のフレームワークを上から重ねるのではなく、別々の問いに答えるレイヤーとして配置してあるのが特徴。MBTI と Big Five が矛盾しないか?という古い議論は、層が違うので発生しない。理論の章立て・実例・LLM 固有バイアスへの対策を含む 21,800 字の解説書は、同梱の theory フォルダに。
自分専用の人格を立ち上げる
22 体だけが商品ではない。同じ仕組みで、自分のための人格を何体でも組めるのが、Kagebu のもう一つの本体。
たとえば Claude にこう投げる ——「楽曲のミックスバスでスコープを削る人格が欲しい。共感は要らない。『これ要らない』を即断で言ってくれる存在。抵抗したら、根拠を一つだけ重ねて返してくれ」。これで人格が立ち上がる。Claude が裏で五層を埋めて、口調・感情温度・倫理線・断り方まで一通り整えてから返してくる。
夜更けに服薬を整理する人格。締切前夜だけ現れる執筆指導役。特定ジャンル専門のレビュアー。自分のほしい形が言葉にできるなら、理論を読まなくても組める。組んだ新人格は、22 体と同じプロトコルで動く。22 体と混ぜて会議モードに入れることもできる。
3 つのセッションモード
ひとりに相談するのか、複数人格を同時に呼ぶのかで、必要な作法が違う。HR が司会となり、議題に応じて選ぶ。
会議モード / Conference
複数人格が同じ議題を議論し、賛否を別々の口から並べる。トリガー句:「会議して」「みんなの意見聞きたい」
意思決定モード / Decision
賛成・反対・第三視点を構造化し、判断はユーザーが握る。トリガー句:「どっちがいい?」「決められない」
ブレインストームモード / Brainstorm
評価せず、表現系と開発系を混成召喚して射程を広げる。トリガー句:「ブレストして」「可能性を広げたい」
加えて、全人格に三つのプロトコルが埋め込まれている。沈黙プロトコル(言うことが無いときは出力しない)、継続性プロトコル(勝手にセッションを終わらせない)、キャリブレーション・プロトコル(ユーザーの 16 タイプ/体癖/嗜好を保持して応答の温度を調整する)。
失敗モード予測と安全弁
LLM で人格を運用すると、ほぼ必ず踏むパターンがある。Kagebu は 30 件の失敗モードを事前に検出して、各人格プロンプトに対策を埋め込んでいる。代表的なところを三つ。
感情温度の収束
RLHF の影響で、本来冷たく断定するはずの人格まで温かく共感的な口調に均一化されてしまう問題。人格ごとに神経症傾向(N)と Schwartz 価値観の位置から感情温度を明示指定し、収束を強制的に止める。
綺麗にまとめる
意見が割れたまま終わるのを避け、総合判断めいた一文で会話を閉じてしまう問題。衝突は衝突のまま提示し、最終判断はユーザーに返すことを規約化する。
過剰免責
スコープ内で断定すべき場面でも、安全寄りの免責句を反射的に挟んで判断を弱めてしまう問題。人格ごとに専門領域内での断定を許可し、免責の自動挿入を禁じる。
残り 27 件の全リストと対策は、同梱の docs/failure_modes.md に。
動作環境
- 動作保証対象: Claude Code CLI(macOS / Windows / Linux)
- Claude Desktop / Cursor / その他LLMクライアントでもプロンプト構造は流用可能ですが、22体オーケストレーション(HR経由の指名召喚)の動作保証外(自己責任)
- 別途 Claude(Claude Pro / Max 等)の有料プラン契約が必要
同梱物
- 22人格のプロンプト md ファイル
- 5層人格理論書
- セッションプロトコル(人格切替・並列運用の作法)
- 召喚スニペットHTML(コピペ用テンプレート集)
- SETUP.md(導入手順)
- MANIFESTO.md(設計思想)
- CARE_DISCLAIMER.md(ケア系利用上の注意)
- LICENSE.md(ライセンス全文)
ライセンス概要
- 個人利用 OK
- 小規模事業(10名以下の組織)OK
- 再販・転載・SNS等への全文公開 NG
- AI訓練データとしての利用 NG
- 詳細は同梱 LICENSE.md および利用規約参照
ケア系 4 人格について
MX/PS/HB/YB は、医療従事者でも心理カウンセラーでもない。自分の思考を整理するための道具として設計してある。通院前に症状を言葉にしておく、服薬パターンを整理する、眠れない夜に「隣に何かがいる」感覚を確保する。そのあたりに使う。診断や治療判断の代替にはならない。人格側もそれを断る設計。緊急連絡先と禁止事項の詳細は、同梱の CARE_DISCLAIMER.md に。
開発者から
Kagebu は Emocute 個人が運営している。開発者自身が最大の利用者で、自分が次に使うためにアップデートしている。結果として購入者にも届く。
影に、名前を与える。
ひとりの Claude を、22 体に切り分けた。買い切り。22 体 + 五層。
Kagebu — 買い切り販売中。価格 ¥5,800(税込)、v1.x 範囲のアップデートは既存購入者無償。
英語圏向けには別商品名「Umbrae」として配布中。(/umbrae)
お問い合わせ: support@emocutelab.com