Numbloom
— 声が聞こえなくなるまで
感情をカードにして、自分の内側を進む。Numb(麻痺)+ Bloom(開花)。
Numbloomは、感情をカードとして扱う一人用のローグライクデッキビルダーです。プレイヤーが手にするのは剣や魔法ではなく、自分の中で揺れている五つの感情。それを切れば前に進めるが、切るたびに何かが少しずつ静かになっていく。「強くなる」という言葉が必ずしも「取り戻す」を意味しないことを、ゲームのシステムそのものでなぞります。
声が聞こえなくなるまで
歩いていく先は、外の世界ではなく自分の内側。そこには、もう声が届かなくなりつつある誰かがいる。近づこうとして感情を切る。切るたびに、その声は少しずつ遠くなる。届きたい、と、聞こえなくなっていく、が同じ一本の道として走っている。最後の一歩を踏むとき、声はもう完全に消えている——それが、このゲームの輪郭です。
コンセプト
タイトルは Numb(麻痺)+ Bloom(開花)。麻痺と開花を別の方向ではなく、同じ線の上にある二つの状態として描きます。クリアを重ねるほど世界の色は抜け、音は遠くなる。プレイヤーの「上達」がそのまま「失われていくもの」として可視化される——これが Numbloom が成立しようとしている一行です。
五属性のカード
カードは「快」「覚」「知」「静」「虚」の5属性に分かれています。すべて、同じ感情の別の出口です。気持ちよく強い属性も、副作用のない属性もありません。何を切るかは、何を引き受けるかと同義になります。デッキ構築は最適化ではなく、自分の重心を決める作業です。
敵 — 形にならないもの
登場するのは怪物でもボスキャラでもなく、輪郭の安定しない抽象的な形。揺らぎ、滲み、繰り返し、近づいてくる。一体ずつ手描きで、白い空間の上に「不安にさせる何か」として置かれています。倒したい敵ではなく、距離を取り直したい何かとして設計されています。
断絶度システム
ゲームを進めるごとに自動上昇する0〜10の連続値。プレイヤーの選択では止められません。値が上がるほど世界の色が抜け、音が遠ざかり、UIさえ少しずつ歪み始めます。一定値を超えると不可逆点に入り、そこから先はもう「元の世界」には戻れません。プレイヤーが強くなる速度と、世界が遠くなる速度は一致しています。
視覚言語 — 白の上で崩れる
暖色寄りの白を基調にしたUIとアート。光らせるのではなく、滲ませる。爆発させるのではなく、崩す。速くせず、重くする。デッキビルダーが当然のように使ってきた黒背景・派手なエフェクトの文法を、視覚そのもののレベルで反転させています。白は「無菌」ではなく「空白」——まだ何も起きていない状態です。
プラットフォーム
ブラウザで動作。インストール不要。Web技術ベースで実装されており、PCのモダンブラウザに対応予定です。